朝。
車のエンジンをかけますと、カーナビが少し明るめの声で今日は何の日か教えてくれるんです。

「おはようございます。今日は2月26日、二・二六事件の日です♪」

いや、なんだかなあ。うん…そうだね。


いきなりですけど、
おすすめですフィッティング。

半信半疑。藁をも掴む気持ち。冷やかし。
速くなるため。故障を防ぎたい。楽に乗りたい。なんとなく。

なんだっていいんです。理由なんて。


シンデレラが魔法でなんやかんやされたとき。
きっとこういう気分だったんだろうな。

練習してたら体つきも変わって魔法が切れます。
練習してなくても変わるけどね。


前回のエモンダのフィッティングから約半年。

サドルに違和感を覚え始め、ハンドル位置が近く窮屈に感じるようになりました。
時期も時期ですし、リフィットせなね。

ということで、某Kさんに連絡を取り、1ヶ月後にリフィットの予約。

ほんで当日。早起きして松山へ。
天候は生憎の雨と強風。でも大した問題じゃないです。

降りて自転車を出していますと、

Kさんに「体つきが変わりましたね」と。
ヒルクラシーズンじゃないから太っただけじゃないすかね?と思ったけれども、
「ハムにいい感じに筋肉がついてきています」
と。

いきなり褒め上手。
お世辞でもなんでも嬉しい。
実際ちょっとそのへん意識してこっそりトレーニングしていただけに嬉しい。

さっそくセッティングしてもらって。
軽く回してみます。
「今回は大きく変更しそうです」
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色々と調整しながら、Kさんのお話を聞いたり、聞きたいことを質問してみたり。
レストの考え方に目から鱗というか。感嘆致しました。


ほんでステムを伸ばすことに。
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用意していたステムが使えそうなので、そちらに変更。

ない場合でも大丈夫。
3Tのステムをお安く販売してくれます。

微調整に次ぐ微調整。
妥協無く細部まで調整してくれます。
クリート位置からブラケットの角度まで。

軽く周辺を走って、Kさんが満面の笑顔になったらOK。
気付けば私はシンデレラ。

こんな乗りやすい自転車がこの世に存在していたなんて。
フィッティングももちろん最高です。
それプラスで色んな疑問をKさんに問うことで、Kさんの意見を聞けることも魅力。
トップアスリートであり、引退して選手育成、そしてフィッターとしての経験や新たに学び得た知識や技術を踏まえての視野の広い意見。
その多くの引き出しの中から、現在の私にとっての最適解をいくつか提示してくれます。それがすごくありがたい。
今回も素晴らしい仕上がり。このポジションでしっかり練習して、違和感が出るまで体を作っていきます。
ありがとうございました。

そんなKさんのフィッティング。
予約枠がすぐ埋まるので、思い立った時に予定の合う日があれば即予約するのがおすすめです。
(現在は紹介制)


ほんでカボチャの馬車を車に放り込んで、いざ周旋人。
はじめてなので、スタンダードな豚野郎。
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てんこ盛りの野菜が思いのほか美味しくて。

大満足な松山紀行でございました。


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